認定プロフェッショナルコーチ
恒岡幸男
(つねおかゆきお)

 

パニック、不安症・人間関係で悩み、生き辛さを感じている方専門でカウンセリングを行っています。 20才の時にパニック障害を発症。乗り物(車、電車、飛行機)恐怖、病院恐怖、閉所(トンネル、エレベーター、お風呂)恐怖などで実生活が困難になる。精神科に通院、薬を服用しても一向に回復しない症状に「この苦しみから一生解放されることはない」と、人生に絶望を感じる。そんな中、ある心理療法の本と出会い強い衝撃を受け、独学で実践、家族や友人の協力を得て症状を克服していく。 26才の時、膠原病様疾患(体重減少、皮膚硬化、筋肉・関節の炎症、こわばり、痛み)を発症し、10年間休職する。現在も症状は残るが、多くの人との出会いや支え、リハビリ、食事療法の実践を経て社会復帰を果たす。 その間、自身の体験を生かし、小・中学校、生協、ライオンズクラブなどでの講演活動や、手作り自然食弁当の宅配、アトピー・アレルギーで悩む方を対象とした料理教室などを開催する。 2011年より不安症の方を対象とした自助グループを夫婦で立ち上げ、交流会を行っています。


クライアントの方から「穏やかでやさしく落ち着いた雰囲気がよい」と言っていただけます。


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私も『パニック障害』を経験しました

 始まりは車の運転中

就職して3年目、仕事に慣れてくるとともに社会人としての責任も増す中、周りの期待に対するプレッシャーや、自分の能力に対する不安を抱えて生活を送っていました。

そんな中、会社の車を運転中に突然激しい動悸と呼吸困難が起こり、死の恐怖に襲われました。しばらくすると発作は治まったのですが、その時の恐怖は忘れることが出来ず、その日から発作におびえ、症状に耐える日々が始まりました。

症状に一人苦しむ毎日

インターネットのない30年前、情報を集める手段は限られ、また自分自身に心の病気への偏見があり、誰にも相談できず、数か月間はこの訳の分からない症状に、気が狂うような思いでひとり苦しみました。 症状は車だけにとどまらず、電車や飛行機、エレベーター、渋滞、長いトンネル、歯医者、お風呂の中にまで広がり、生活に支障をきたすようになりました。

パニック障害、そして精神科を受診

ある時書店で見かけた本で自分が「パニック障害」であることを知り、原因が分かったことで安心感を得ることが出来ました。それでも心の病への偏見から、精神科を受診する気になれないでいました。

しかしその後、耐えきれないほどの強烈なパニック発作に襲われ、ようやく精神科を受診し、家族や友人には話さず、隠れるように通院治療を始めました。

 続く発作 理解してもらえない辛さ

病院で処方された安定剤を服用しても症状は一向に改善されず、それからも発作におびえ、症状に耐える辛い日々は続きました。

なんとかこの苦しみから逃れたいと思い、自己啓発の本や偉人の言葉、教えなどにも救いを求めました。しかし頭でいくら分かったつもりでいても、波立つ感情や恐れは消え去ることもなく、それどころか恐れまいとすればするほど恐怖は膨らみ、症状は強くなり、そのことで頭はいっぱいになりました。

思い切って周りに症状のことを打ち明けてみたものの、辛さはなかなか伝わらず「気の持ちようで治るよ」「誰にでもあることだし」「甘えもあるんじゃないかな」と言われることで、孤独、無力感、無価値観、出口の見えない絶望感を強めていきました。

※振り返ってみれば私の悩みを親身に受け取っての優しい言葉掛けだったと分かるのですが、パニックに苦しむ当時の私には、それを受けとるだけの心のゆとりは残っていませんでした。

人生の転機 心理療法との出会い

そんな中、たまたま立ち寄った書店で、まさに今自分が置かれている状況、苦しみ、そしてそれを克服していく体験談が書かれた本を見つけ、その内容に強い衝撃を受けました。

「これでパニック障害を克服できるかもしれない!」

ようやく真っ暗闇のトンネルの向こうに一筋の光明を見つけられた、まさにそんな思いでした。これが私の人生の転機となりました。

それからはその本を何度も何度も読み返し、関連する書籍を何冊も購入し、書かれていた心理療法の実践がはじまりました。

 止まっていた感情が流れ出す

今までは気分転換をしようと散歩や楽しいTVを見たり、自己啓発の本を読んで前向きな考えになるように努力したりしていましたが、まったく気分は晴れず、不安と鬱々とした気分から抜け出すことはありませんでした。

そんな中、出会った心理療法を繰りかえし実践するうちに、予期不安とパニックに囚われ動かなかった感情が徐々に流れ始める感覚を味わいました。

それからも何度もパニック発作を繰り返し、好調と不調の波の中、予期不安に怯え発狂しそうになりながら、症状に一喜一憂しながら、恐る恐る歩を進めていくような日々でした。

ただ、今までと違ったのは「今自分はパニック障害解放の出口に向かって歩みを進めている」という確かな実感があったことでした。

その感覚があったからこそ、どんなに辛くても、歩き続けることが出来たのだと思います。

そして、あれほど頑張ってもいっこうにすぐれなかった心に少しずつゆとりが生まれ、予期不安を忘れている時間が増え、予期不安が遠のいていく感覚を強く実感しました。

効果を感じられなかった薬も徐々に効くようになり、そのことで不安感はさらに遠のき、いつしか薬が無くても生活が送れるようになっていきました。

一冊の本(心理療法)との出会いが、人生を大きく変えるきっかけとなり、さらにこの体験が現在の心理カウンセリングの土台となりました。

原因不明の病気、そして休職

パニック症もずいぶん治まってきていた26歳の時、原因不明の炎症疾患(筋肉・関節の炎症、こわばり、痛み)に悩まされるようになりました。病院に行ってもはっきりとした原因が分からず、55kgあった体重は44kgまで減少し、皮膚硬化などの症状も始まりました。仕事を続けることが困難となり、休職を余儀なくされました。

死の恐怖、将来の不安、挫折

その後、症状は「膠原病様疾患」によるものであることは分かったものの、治療法はありませんでした。

毎朝、出勤していく近所の人たちがいなくなり、静かになった自宅に一人残る自分・・・ 自分の存在価値を見いだせない・・・

回復するのか、それとも悪化していくのか分からない病状・・・

一向に良くならない病状と治療法のない事実にまたしても「死の恐怖」が襲ってきました。さらに妻と子供2人を養えない事への罪悪感、無能感、将来への不安に悩む日々に、人生2度目の挫折を味わうことになりました。

 かけがえのない体験

振り替えると、このころが今までの人生の中で一番多くの人と出会い、関わり、助けられた時でした。

不自由な身体での日常生活から「助けられ生きていることのありがたさ」「今の自分でもできることはたくさんあるという気づき」など、自分にとってかけがえのない体験をすることができました。

その後、食事療法・リハビリなど、10年ほど続いた闘病生活ののち、少しづつ症状は回復していき、現在も症状は残りながらも社会復帰を果たすことが出来ました。

それでも続いた「生きづらさ」

パニック障害の克服、難病からの社会復帰…と、自分にとって2度の大きな人生転機を経験してきましたが、なぜか生きづらさだけは変わらず残り続けました。

「傷つきやすく落ち込みやすい」

「人の目が気になる」

何とか楽になりたいと、たくさんの本を読み、良いと思った心理療法など試し、その時はよくなったかのように思えてもまた元に戻ってしまう…。ということを繰り返していました。

ここに至り、「過去に受けた心の傷付きが癒されていないことが、今の生きづらさを作っている」という事実に直面しました。

この課題は自分の力で乗り越えることは難しいと感じ、プロの心理カウンセラーからカウンセリングを受けることで、自分の内面と向き合うことをはじめました。

 カウンセリング、自己受容、気付き

カウンセラーからありのままの自分を受け止めてもらう体験は自己受容を深め、多くの気づきと癒しを与えてくれました。

もともとネガティブ思考で自信がなく、心配性な自分を否定していました。 セッションを重ねるごとにそんな自分を受け入れられるようになり

「私は私のままでいいんだ」

「私は何があっても大丈夫だ」

という安心感覚が育まれていきました。

カウンセラーとの心の交流を通して「人間関係が人の心を癒し成長させる」という体験をしました。

 いまのあなたに必要なサポートを

車でたった数分の場所に行くだけで、動機とめまいに気が狂いそうな思いでハンドルを握っていた私が、今では環境視察ツアーで南米コスタリカ(飛行機で片道約20時間)への長旅が、身体に障害を持ちながらも出来るまでになりました。

ここに至るまでの失敗、挫折、癒しから得た経験で、あなたの不安、パニック、人間関係の悩み、生きづらさからの解放を全力でサポートします。